常人が強くなるということ
2012年11月09日
タイムリーなところで
常人は感情を完全に切り捨ててコンピューターのような正確さで現実を手際よく処理し切ることは出来ません。
だからこそ「人間」です。
一方、人の心を持たない輩はそれが出来る。
感情を持っていないというほうが正しいかもしれない。
人の皮を被った悪魔というべき存在は実に存在します。
その「悪魔」は必ずしも悪そうには見えません。
むしろ、良い人にすら思える皮を持っています。
そして、その頭脳は平均以上の高さであることが多いようです。
ここで問題があります。
現実を見る限り、「人間」は弱すぎるということです。
悲しみを越えて
愛は勝つとか、真実が勝つとか、例がないとは言いませんが、現実を見る限り惨敗と言わざるを得ないことが多いように見えます。
感情を実質持っていない冷徹さとコンピューターのような頭脳によって狡猾に立ち回る「悪魔」の戦略は「人間」の感覚の遥かに斜め上を行っており、「人間」の感情を伴った常識が敗因となっているようにさえ思えます。
「悪魔」は「人として大切な心」さえも計算した上で「人間」を操り、「物」として扱う術を心得ています。
完全に「人間」の発想を超えた「計算」は多くの「人間」の心を破壊してきました。
「作られた恐怖」によって追い詰められた「人間」は悲しみの果てに絶望します。
それでも「人間」の持つ偉大な力は感情です。
？
矛盾しています。
人間らしさが敗因と書いたばかり。
これは人間らしさを使い切った時に限った話だからです。
悲しみの果ては絶望でしょうか？
悲しみと真に向き合い、それが不当に被った悲しみであるなら、人は怒るはずです。
痛く感じているはずの悲しみから目をそらしているから絶望するんです。
「人間」は本当に怒ると冷静になります。
その冷静さは時に「悪魔の計算」を遥かに超える力となります。
人の心の痛みを理解できる「人間」があえて「心を鬼にする」とはそういうことです。
「人間」だからこそ感じる心の痛みを分りつつも冷徹に問題を解決しようとする時、「悪魔」が到底持ち得ない力を発揮します。
それは尋常じゃない覚悟を意味することです。
感情から目をそらすことが崇高だと思う人もいるでしょう。
感情は燃料です。
感情から目をそらすことは燃料を削ぐこととなり、物事が中途半端になります。
燃料不足でモチベーションが続きません。
目指すところが崇高なところであってもそれは同じ。
燃料を燃やし切って始めて満足の行く結果を出せるものです。
そして、怒りのような場合、感情という燃料を何に使うかです。
「怒りに任せて」というのは「本当に解決する」ことから逃げることです。
怒りという燃料を「本当に解決するための燃料」として使う様こそ怒りの果ての冷静さです。
怒ることすらなければ燃料を得られずに「本当に解決する」力は続かないでしょう。
悲しみを怒りに変え、怒りを崇高さに昇華させていく。
それが人間が果たすべき責任です。
関連：
論理と感情の狭間
失敗は成功の元
因果応報
潜在意識言語
愛は勝つとか、真実が勝つとか、例がないとは言いませんが、現実を見る限り惨敗と言わざるを得ないことが多いように見えます。
感情を実質持っていない冷徹さとコンピューターのような頭脳によって狡猾に立ち回る「悪魔」の戦略は「人間」の感覚の遥かに斜め上を行っており、「人間」の感情を伴った常識が敗因となっているようにさえ思えます。
「悪魔」は「人として大切な心」さえも計算した上で「人間」を操り、「物」として扱う術を心得ています。
完全に「人間」の発想を超えた「計算」は多くの「人間」の心を破壊してきました。
「作られた恐怖」によって追い詰められた「人間」は悲しみの果てに絶望します。
それでも「人間」の持つ偉大な力は感情です。
？
矛盾しています。
人間らしさが敗因と書いたばかり。
これは人間らしさを使い切った時に限った話だからです。
悲しみの果ては絶望でしょうか？
悲しみと真に向き合い、それが不当に被った悲しみであるなら、人は怒るはずです。
痛く感じているはずの悲しみから目をそらしているから絶望するんです。
「人間」は本当に怒ると冷静になります。
その冷静さは時に「悪魔の計算」を遥かに超える力となります。
人の心の痛みを理解できる「人間」があえて「心を鬼にする」とはそういうことです。
「人間」だからこそ感じる心の痛みを分りつつも冷徹に問題を解決しようとする時、「悪魔」が到底持ち得ない力を発揮します。
それは尋常じゃない覚悟を意味することです。
感情から目をそらすことが崇高だと思う人もいるでしょう。
感情は燃料です。
感情から目をそらすことは燃料を削ぐこととなり、物事が中途半端になります。
燃料不足でモチベーションが続きません。
目指すところが崇高なところであってもそれは同じ。
燃料を燃やし切って始めて満足の行く結果を出せるものです。
そして、怒りのような場合、感情という燃料を何に使うかです。
「怒りに任せて」というのは「本当に解決する」ことから逃げることです。
怒りという燃料を「本当に解決するための燃料」として使う様こそ怒りの果ての冷静さです。
怒ることすらなければ燃料を得られずに「本当に解決する」力は続かないでしょう。
悲しみを怒りに変え、怒りを崇高さに昇華させていく。
それが人間が果たすべき責任です。
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